2008年12月23日火曜日

12人の怒れる男

12月21日 12人の怒れる男

これは、陪審員のお話です。

ロシアの映画で、社会背景としては、チェチェン戦争(1994年から1996年にかけて、ロシア連邦からの独立を目指すチェチェン独立派武装勢力と、それを阻止しようとするロシアとの間で発生した紛争 ; Wikipedia より)のことがあるようですが、
予備知識不足により、細かいことまではわかりませんでしたorz
は、さておき、

チェチェン人の容疑者、にかけられた殺人容疑は、
裁判の時点では、目撃証言等もあり、明らかに有罪(有罪=終身刑)。
ですが、
一般市民から成る12人の陪審員のなかで、たったひとりだけが、
「ちょっと待って。人一人の人生がかかっているのだから。。。」
と、有罪決定に「待った」をかける。

次第に、皆が自分の経験を踏まえて、容疑者および容疑のことを真摯に考えていきます。
人一人の人生を、”法律”によって裁くのではなく、
人間の”慈悲”によって裁く、というのが陪審員制度、ということなのだと思います。
”同情して大目に見る”ということではなく、
日本でも来年度から始まる裁判員制度を考えた場合、
四角い法律では見極め切れない 部分 を、
陪審員制度で補う、という感じになると、
陪審員制度もうまくのかもしれないですね。。。

2008年12月14日日曜日

どんと

今日は、いろいろ考えるのもめんどくさいので、
私が大好きな
どんと君の話を少しだけ。

どんと
というミュージシャンがいました。
残念ながら亡くなってしまいましたが、
彼の歌は、今でもよく口ずさみます。


では、
むかしむかし
という歌

ここは昔々 海の底さ
魚や貝の世界さ♪

で始まります。
素敵な歌詞だにゃ~

みなさんも、ぜひ聴いてみてね。

2008年12月13日土曜日

アフタースクール

アフタースクール

放課後のドキドキ感
を、
残念ながら、私はあまり記憶していません。
そんな私でも、
映画を観終わったとき、
彼らの長~~~~~い放課後の闘いの物語だったのだ、と解り、
温かい気持ちになりました。
複雑なストーリーではあったのですが、
謎解きが終わってみれば、旧い友達の絆が物語のバックにちゃんとあったからです。

闘いといっても、物語ですから、
深刻な闘争ではなく、楽しみながら観られました。

物語の途中、
野暮ったい中学教師(大泉洋)に対して、探偵が
「お前は世間知らずのつまらない野郎だ」というようなことを言っていたのに対し、
物語の勝負がついた後で、教師が、
「世間を知り尽くしたような体でシラケテいる、お前がつまらないのだ!」
というようなことを言ったのが印象的でした。

その言葉には、
私も少し、ハッとさせられました。
最近は、ふてくされた顔をして、仕事をしているからです。
周りの人には不快な思いをさせているかもしれません。
申し訳ない。

楽しい映画でした。

2008年12月12日金曜日

里山ビジネス

平成20年12月11日

集英社新書、里山ビジネス、玉村豊男

目次もろくに見ずに、タイトルだけで買ってしまった本。
タイトルからして、旅行会社とかのシンクタンクの人か、観光学の学者さんあたりが書いたのかな、
と思っていましたが、予想は外れ。
実際に、里山ビジネスを、(ビジネスという気負いもなく)やってしまった人、の体験談が
メインに記されていました。
玉村氏の成功の一番の要因は、自分のやりたいことを、地道にやった、ということだと思います。
単に田舎暮らしにあこがれて田舎で商売を始めた、わけではなく、
氏は交通も不便な所にワイナリーをオープンしたわけですが、
その10年も前から、自ら畑を耕しブドウを作っていたのでした。
素晴らしいと思います。

氏の記述の中で印象的だったのが、
「行政がイニシアティブを握ると、<中略>。多くの人が決定にかかわるため、
最大公約数の答しか出せない<以下略>」
という記述がありました。
これは、私が行政が手がける事業を委託される立場の仕事をしているので、
よくわかります。
具体例は示しませんが、玉村氏の記述と同様のことを、しばしば感じます。

後半部分は、「観光」のほどよい「あり方」についての示唆に富んだ記述もあり、
とても勉強になりました。

氏の事業が、
今後もほどよい規模で末永く続いてほしいな、と思います。
そして、ブームが少し下火になったころに、尋ねてみたいな、と思います。

2008年12月7日日曜日

TOKYO!

という、映画を観ました。

ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノの3人が描いた
3本のショートストーリーからなるオムニバス映画。

私は東京に2年しか住んでいませんが、
まあ、でかいと言えばでかい街なのだと思います。
その辺は、個人個人によって感じ方が違うでしょう。それぞれの人生の背景に拠るのかもしれません。

でかくて、人がいっぱいいます。
そんな街では、自分のすぐ近くなのに、自分の知らないことが起こってしまう。
不確定要素が大きいです。
たとえば、第2話、レオス・カラックスの、「メルド」のような。

でかい街とは相対的に、とても小さい自分を守る。自分の思い通りになる空間に閉じこもる。
それが、弟3話、ポン・ジュノの「シェイキング東京」。

第1話のイスになってしまった女の子は、
精神分裂の比喩と解釈できます。
精神分裂も、自己防衛の本能的な手段のひとつ、とものの本で読んだ記憶があります。

個人主義とか自己責任とかいう言葉も、全体に目を配らないというか、自分良ければ、的な発想です。
東京において特によく当てはまるというか、都会を生き抜く知恵なのでしょうが、
私はあまり好きではありません。

私は他人に対して優しをもって接したいなあ。

独り言

今日は、すでに眠いので、
あまり文章は書かないよん。

きたるべき境遇に備えて、
雇用保険の勉強をしよう、と、思っていましたが、
すでに眠いので、今日は書きません。
そう、失業保険、というのだと思っていたら、
「失業保険」とは言わずに、「雇用保険」というそうです。
明日はその勉強ができるとよいが、
今日は寝ます。

2008年12月5日金曜日

沖縄の基地

今日は、沖縄の話です。

申し遅れましたが、わたくし、沖縄在住。2年目になります。
沖縄は、やはり一つの県で一つの国、という気がします。

沖縄には、たくさんの米軍基地があります。
沖縄県の面積2千400平方キロのうち、230平方キロ、つまり、
県の土地の約十分の一が米軍基地です。
地域によっては、もっと大きな割合を米軍基地が占めています。

さて、話は沖縄県名護市。
普天間飛行場の代替施設を名護市辺野古に建設する計画が持ち上がり、
賛否をめぐる壮絶な戦いののち、
結局建設が進められることになりました。

本日放送されたテレビ番組によると、
ここ10年で、国は名護市に390億円を、基地受け入れの見返りに支払った、ないしは投資した、
のだそうです。

沖縄の問題を、
在住2年目の私が云々言えるわけではありませんが、
沖縄は自立を!

私は自律を!