2008年11月24日月曜日

アメリカばんざい

今日は「アメリカばんざい」という映画を見てきました。
といっても、親米主義の映画ではなく、むしろ逆で、
退役軍人を待ち受けている厳しい現実をドキュメンタリーとして追いつつ、
軍隊や戦争に疑問を投げかける、というものでした。
(↑ちょっと語弊があったらご指摘ください。)

私はあまり知識を持っていなかったのですが、
今のアメリカでは、軍隊に入りたい、と希望する人が非常に少ないのだそうです。
それもそのはず、
映画では、イラク戦争で兵士たちが体や心に傷を負って帰国しても
その後の政府による生活の保障がほとんどなく、生活苦に喘ぐ元兵士たちの姿が克明に記録されていました。
負傷した元兵士たちは、職にもありつけず、
ホームレスになったり自ら死を選んだり、、、というケースが非常に多いのだそうです。

この先アメリカも、
戦争するお金も人も、なくなるんじゃないかな。
そんな気もしました。

ただ、もしそうなったとき、
監督は、(←上映後に映画監督のトークショーがありました。)
「辺野古に基地を作ったら、日本人がそこから戦争に行くことになるよ」
とおっしゃっていました。
正確には、監督も、辺野古のおじい・おばあにそう言われたのだそうで、
今回の映画のための取材で、「それがよく理解できた」と、感想を語っていらっしゃいました。

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