2008年12月7日日曜日

TOKYO!

という、映画を観ました。

ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノの3人が描いた
3本のショートストーリーからなるオムニバス映画。

私は東京に2年しか住んでいませんが、
まあ、でかいと言えばでかい街なのだと思います。
その辺は、個人個人によって感じ方が違うでしょう。それぞれの人生の背景に拠るのかもしれません。

でかくて、人がいっぱいいます。
そんな街では、自分のすぐ近くなのに、自分の知らないことが起こってしまう。
不確定要素が大きいです。
たとえば、第2話、レオス・カラックスの、「メルド」のような。

でかい街とは相対的に、とても小さい自分を守る。自分の思い通りになる空間に閉じこもる。
それが、弟3話、ポン・ジュノの「シェイキング東京」。

第1話のイスになってしまった女の子は、
精神分裂の比喩と解釈できます。
精神分裂も、自己防衛の本能的な手段のひとつ、とものの本で読んだ記憶があります。

個人主義とか自己責任とかいう言葉も、全体に目を配らないというか、自分良ければ、的な発想です。
東京において特によく当てはまるというか、都会を生き抜く知恵なのでしょうが、
私はあまり好きではありません。

私は他人に対して優しをもって接したいなあ。

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